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内部設計


内部設計

内部設計では外部設計で決定した仕様をより細かく決定していきます。
プログラムのアルゴリズム、データ処理や管理方法などを外部設計で決定した仕様に基づいて設計していくことになります。

また実はこの工程で画面ごとの単体テストケースを作成します。
まだプログラムが出来ていない段階でテストケースを作成するというのには少し違和感がわくかもしれません。
しかしテストケースを作成する行為は仕様の矛盾を発見するのにものすごく最適と言えます。
なぜならテストケースを作成するということは、そのシステムについてもう一度考えることになるからです。
そして、改めて考える機会は、早い方が良いです。
ただ、設計の段階でテストケースを作成しているプロジェクトはほとんどないと思います。
私が携わったプロジェクトでは全てでなかったです。
これはひとつひとつの工程を行っていたのでは、開発期間が長くなってしまい、コストもかかってしまうためユーザーに関係しない部分は省略してしまう傾向があるためです。
外部設計や内部設計、それからこの次の工程であるプログラム設計はユーザーには直接関係なく、開発を行うプログラマ向けに行う作業となります。
ですので、コストを削減できるのはそれらの工程に限られてしまうためです。

内部設計は次の工程であるプログラム設計と同一の工程であると考えられることも多いです。
実際、内部設計とプログラム設計において、作成する設計書の内容は似ています。
異なる点は、内部設計で作成する設計書はプログラムのアルゴリズムなどについて抽象的な表現で書かれ、プログラム設計で作成する設計書はより具体的に書かれるところです。



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