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外部設計


外部設計

基本企画の次は、これから開発しようとしているシステムの動作フローやインターフェイスデザインを設計していく外部設計を行います。
基本設計や概要設計とも呼ばれます。

実際に完成したシステムを使用していただく方々のことを考える。
これがこの工程で一番重要な要素となります。

外部設計にはセンスが必要で、初めはかなり手こずるかと思います。
この工程は基本企画で描いたシステム像を、実際に描いていく作業であり、プログラミングが出来る出来ないはほとんど関係ありません。
システム像を実際に描くと言っても、システムの中身まで作成するわけではなく、外見だけ作成します。

画面をいくつ作成し、それぞれの画面にはどのような機能を持たせ、どのようなデザインにするか、それらを決定します。
使用していただく方に、直感的に操作していただくことが可能であり、扱いやすいシステムになるように設計していくことになります。

外部設計がしっかりできているシステムは、使用者が操作間違いをすることがなく、無駄な操作によるストレスを感じさせません。
マニュアルも1回読むだけで済んでしまいます。

新しいシステムを導入した場合、そのシステムの操作方法について使用者全員に教育してやる必要があります。
その費用も安く抑えられるでしょう。

逆に外部設計がいい加減だと、操作が複雑になり間違いが多発し、次の操作方法が直感的にわからずストレスを感じさせます。
マニュアルも操作の度に読み返さないといけません。
これではシステム化したことによって業務効率を上げるのではなく逆に下げてしまうことも十分ありえます。

さらにシステム操作方法の教育費もたくさんかかってしまうでしょう。



システムの骨組み

外部設計はシステムの骨組みを作成する工程と言えます。
動作フローやインターフェイスデザインを作成し外見を決定します。

また、データの保存方法や構造の決定、データベースの論理設計なども行います。

ハードウェアのスペックやネットワーク環境による制約なども考慮に入れて使用を決めていくため、最適な設計は何であるのかを判断できる能力が必要となります。

作ってみて、システムの動作が重たい、あるいは動かないということは避けなければなりません。
そのためシステム開発に携わった経験値がモノを言うことになると思います。

プログラミング言語の決定もこの工程で行います。
作成しようているシステムにおいて、開発コストが安くなり、効率的に開発できる言語は何であるのか、開発メンバーのスキルは…
それらを考慮して決定します。
プログラミング言語の判断もとても重要となってきます。
ここを誤ると開発が終わった後もその誤りを引きずることになります。



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