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プログラマは派遣ばかり?


プログラマは派遣ばかり?

プログラマの派遣は非常に多いです。
そして私も派遣として働くプログラマの一人です。

プログラマの派遣が多い理由は色々あると思います。
まず、派遣という形態は元々、同時通訳やソフトウェア開発などの専門性に特化した業務における、その道のスペシャリストを仲介することを目的としていたそうです。
つまり、プログラマとは派遣で働く例の典型であったのです。

しかし、この辺りのことはプログラム開発環境の充実など時代は進んでいますので、プログラマ=派遣という認識は改めても何ら問題ないと思います。

ではなぜ時代が進んだ今でも派遣が減らないのか……

これはシステム開発の怖さにあると思ってます。

例えば、小さなソフト会社が一つのプロジェクトに取り組んだとします。
初めに立てた開発期間は6ヵ月、人材は10人としてました。
もちろんクライアントに渡した見積もりもその期間、人数に相当する金額となっています。
しかし、納期が近づいてくるにつれ、このスケジュールでは到底間に合わないことに気づきはじめました。
そして、再度スケジュールを練り直してみたら開発期間は当初より6ヶ月多い1年としなければシステムの完成は不可能だということがわかりました。

では、この6ヶ月分のこのプロジェクトにおける人件費は誰が払うのでしょうか。

この点、クライアントとの交渉にもよると思うのですが(何かと言い訳をつけて…)、当初の見積もりが甘かったソフト会社が負担するのが筋となります。

この6ヶ月間その10人は会社に一銭の価値ももたらしません。

1ヶ月で一人が稼がないといけない金額を80万円とし計算すると、

80万円×10人×6ヵ月 = 4800万円

※80万円は多すぎると思われるかもしれませんが、自分の給与以外にも管理職や事務員の給与、ビルのテナント代など、様々な支出を補わなくてはならないため、80万円という金額は決して多すぎではないのです。

つまり、4800万円の損害となります。

更にここから納期が遅れたことに対しての賠償をクライアントに対して果たさなければならない場合もあります。

これでは小さなソフト会社は簡単に飛びます。

しかし、大きな企業の肩に乗っかっていれば、そういった心配は無用で、毎月安定した利益を生むことができます。
そのため派遣事業を行う会社が多いのです。


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